2010年11月07日
王様酒&殿様酒
沖縄は首里城の守禮門(しゅれいもん)の昭和初期の写真。仙台城で言うところの"大手門"です。
実はこの守禮門を下ったところに神村酒造という古酒(クース)がウリの泡盛の蔵元がございました。
現在神村酒造は沖縄の真ん中あたりの"うるま市"に引っ越され、トップクラスの沖縄屈指の古酒を造り続けております。
神村酒造→ http://www.kamimura-shuzo.co.jp/
さて今回の主役はこの人、神村酒造専務の中里氏
以前白クマ泰平ブログでも紹介されました!→ http://ameblo.jp/shirokuma-maguro/entry-10680380968.html
前回の泡盛研修中に知り合った現代の名工"栄用"氏より頂戴した沖縄の大地の結晶である"甕(かめ)"熟成の実験の成果を中里氏に見て頂きました。
今のところ『元』は素晴らしいポテンシャルを示しております。
泡盛研修で一緒に行った頭(かしら)の鏡君の案内で蔵見学
場所を勝山館の日本料理『醇泉』に場所を移して、醇泉スタッフへの泡盛古酒講座です。
現代の名工 栄用氏作の甕に入れて、仙台の気候による独自の勝山館らしい熟成の味が期待されます。
講義風景。ハム平亮平先生の姿も・・・
泡盛、特に古酒(クース)は香りの余韻を楽しむ酒。
飲み干した後に専用の小さいおちょこに残るヴァニラ・メープルシロップ・ラムレーズン・チョコレート(カカオ)フレーバーの余韻が印象的。
醇泉は神村酒造の5年ものかめ熟成と15年ものクースを食事の終わりアタリから食後にサービスします。
目的は二つ
1)懐石コースの終盤で食事の合間に飲むことにより、食欲と味覚を覚醒させ、食べ疲れ無く最後まで食事を楽しんでもらう。
2)胃腸の消化を助け、翌日に二日酔い・胃もたれを残さない。
クースは幕末までは琉球王国の国酒として王家で振る舞われていた"王様酒"
『品格』という点で、伊達ノ殿様酒と王様酒はバッチリ!
しかもお互い麹造りのコンセプトが一緒!
一番大切な食事中と食後における両者のコラボレーションは最高!
是非、蔵元の勝山館『醇泉』にて
日本初の"食中ー食後酒"の見事なコラボレーションを体験してください!
ちなみに西洋での食後酒を"ディジェスティフ"といいます。
直訳すると"消化促進酒"。なのでブランデーもグラッパも40度くらいのアルコールの高いのが多い。
是非、ニッポンが世界に誇れる"食中ー食後酒文化"の凄さを味わって頂きたい!
最後に恒例となりました・・・
2010年 泡盛の女王こと池宮城 里枝(いけみやぎ りえ)さんとのツーショット!
昨日行われた"せんだい泡盛を楽しむ会"にて