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Posted by だてBLOG運営事務局 at

2011年04月07日

勝山復旧速報03

本日までの勝山復旧のご報告です。

勝山の復旧速報02において、ベーコンの出荷規制に触れましたが、

生産者と仕入れ業者の皆さんのご尽力で、ベーコン用のバラ肉の供給の確保が出来るようになり、生産が始まりました。

この場を借りて、心より御礼申し上げます。

また、風評被害の回避のため、勝山商品の放射能測定検査も2回目を実施。

今回から製造再開したソーセージ類も含め検査に出しました。

検査結果:
仕込水(泉ヶ岳の地下水)・水道水・暁・元・伝・献・縁・たまご酒・あらびきソーセージ・黒豚ソーセージ・ベーコンにおきまして、

ヨウ素およびセシウムは『不検出』でした。


これにより、勝山はいたって『安全』であると言えます。

そこから言えることは、特に加工品におきまして、震災前に製造されたもの、特に冷蔵庫等の機密性の高いとこに保管されていた商品につきましては仙台市および仙台市より北の地域においての放射能からの安全性は確認出来たと言えると思います。


ここで勝山が継続的に放射能を測定しているのか、についてご説明申し上げます。

実は先日、ブログ読者より、まるで勝山だけが安全とでも言いたいのか!というお叱りを受けました。

そこで私個人的にお話ししたいと思います。

特にお酒に関しましては、近年においては特に外貨を得るための貴重な輸出品でもあります。

同時に日本が世界に誇る酒米の生産者とその技術と地元の雇用を護るため、

日本酒の技術的継承発展と文化の継承の為にとても必要なことであります。

急速に萎んでいる国内マーケットだけでは上記の継承は難しいという現状の認識と理解をお願いします。

今回の東電や政府の情報公開の遅さや情報不足による海外の政府や一般の人々までが不信感を募らせており,

その煽りを受けて中国、香港やアメリカまでも日本産のヒステリックな過剰な拒否反応により日本製品の拒否や日本食レストランの連鎖倒産が危惧されております。

そういう環境の中、日本丸ごと危険であるという誤認をさける努力を、政府任せにばかりにしていて良いのでしょうか?

少なくても、私たちメーカーは自分たちの製品ぐらいの安全性は自分たちで調べ、その結果はお客様と共有すべきです。

お酒であれば、仕込水という地下水の放射能汚染を調べる必要があり、ソーセージであれば豚の放射能汚染を問う必要があります。

これは勝山のある仙台市泉区福岡の一画が安全ですよ!というような狭い意味ではなく、

泉ヶ岳水系の広い地域、また豚が飼育されている広範囲な地域の食材が加工品として製造された場合、

放射能汚染から安全であると検証する一つの判断材料となり得ます。

つまり、放射能測定結果報告を「勝山だけが安全と主張している」という悪意で受け取るのではなく、

日本食全て丸ごと危ない、東北全体がやばい、というマクロな風評被害を事前に回避し、

消費者(国内・海外も含む)の皆様自身がちゃんと判断できる材料を製造者責任として提供する、

測定結果という事実を持って、「安心ですよ」とお知らせしているのです。


前を向いて前進するのは私たちだけでは無理です。

山、森、川、水、畑、土、そしてそこで昔から汗を流して働いている人々、

また製品を大切に運ぶ人、

最終消費者に全ての情熱と真心こもった製品を届ける人々や、

それを調理して提供する方々等々、

みんなの前向きな心の絆の一連の太いつながりがあってはじめて勝山が復興へむけて一歩踏み出せます。

勝山は仙台宮城のいち早い復興を祈り、国内マーケットはもちろん、

輸出マーケットにおいても健全な成長がいち早く取り戻せるよう頑張る所存で御座います。

皆様のご理解と応援を引き続きお願い申し上げる次第で御座います。

以上
  

Posted by 勝山 at 14:26Comments(4)地震