2010年07月01日
パリ二つ星シェフとの出会い@札幌~其の一
パリの二つ星レストラン
"サンドランス"のシェフ、ジェローム・バンクテル氏との出会い。
次世代のフランスを担う若手シェフで注目度No.1
才能あふれる若手シェフの旗手であるジェローム氏、日本酒の古酒が大好きな大の日本酒通です。
そこで今回、一気に勝山『殿様酒』シリーズを一気飲みテイスティングして頂きました
そうそう有るか無いかの絶好のチャンス!!
"DIAMOND AKATSUKI 2008"も登場!
それにしても流石はスターシェフ!
フランス料理のシェフと日本料理界との圧倒的な貫禄の差を魅せます
ほとんどの日本料理店の反応は、特に高級酒、四合瓶で一本1万円や3万円ともなると、
「俺の料理に合わないから」とか、
「そうそう出ないから/売れないから」とか、
「料理を売る店だから」云々・・・・・・
格上の日本酒を見ると怖じ気づいて客の財布の心配ばかり・・・・
ネガティブオーラが漂います・・・・・
ところがジェロームシェフはというと、
テイスティングしながら、同時進行でSAKEに合う料理の溢れんばかりのクリエーションが始まります!
ポジティブオーラで一気に満たされます!
自分の料理にこの酒が合うか合わないかではなく、素晴らしい格上の酒との出会いは、
プロとしての好奇心を駆り立てる"絶好のクリエーションのチャンス"と捉え、
自ら進んで新しい道を切り開こうとする心意気が実に気持ちいい!
「自分の料理はもっともっと高い(何十万とか)ワインとも普段から合わせている」
「酒の仕入れで敢えて安くするような心遣いは不要!」
「自分の料理で新しい世界を表現して、パリのジャーナリストをはじめ食通の客を喜ばせよう!」
シェフ魂、炸裂です!!
私はこういう、自分の世界を常に広げていく先に、自分自身と顧客の共通した喜びがあると確信しているシェフが大好きです!
しかも、『格上の酒』には『最高の料理』でこそ素晴らしい世界が表現できると疑わないその姿勢、哲学には惚れ惚れします!
ジェロームシェフ曰く、
「『元』『暁』『DIAMOND AKATSUKI』の最高級の殿様酒以外は必要なし! トップクラスの『格』をご披露しよう!」と。
日本料理の料理界は世界において料理では一流と自負しているが、酒やサービスを含めた食のシーン全体や意識ではまだまだ二流であることを知らない。
日本が動かないなら、パリから動かすか!!
Posted by 勝山 at 02:16│Comments(0)
│仙台流『酒道』