2012年01月05日

長期熟成酒"頂上"対決!! 21年物古酒vs30年老酒


"てれまさむね"でおなじみの和田政宗くんとは仙台藩作法仲間。今晩は親の新居でマグロづくしの夕食会です。
政宗くんの後ろにはカワウソ勝平校長がいます。


そこで父が満を持して出してきたのが、勝山"元禄"平成2年21年物、3年20年物、6年17年物の生詰冷暗所貯蔵古酒(非売品)。

あのANAで稲妻のようにデビューした"元"の兄貴分の酒です。

この"元禄"、実は小泉先生、そして堀江先生という醸造界きっての大先生と父との「プロジェクトX」から生まれた酒でした。

日本酒の純度を極める"今"の勝山とは裏腹に、先代である父は日本酒の"長期熟成酒"を日本一極めておりました!


上記写真は平成2年物と3年物です。やばいくらいにキャラメリゼされたようなべっ甲色です。


ここで母が出してきたのが、平成5年物18年火入れ低温貯蔵古酒(非売品)!

更に深いべっ甲色が印象的です。でも色に雑味はなく落ち着いて澄んでいます。

香りは、蓋を開けた瞬間の香りはさておき、実に芳醇、濃厚、素晴らしい。やはり堂々の米と糀から発酵した日本酒の香り!

味の方も、色とは裏腹に、キレイにまとまったコクのある味と深い甘味が素晴らしい!

状態の良い5年物では"醤油"的な香ばしいニュアンスが印象的でした。


ここで父が、中国から買ってきた秘蔵のレアな30年もの高級老酒(ラオチュウ)を出してきました!

続いて上海万博記念の、それまた30年物高級老酒も参戦!


私の個人的な主観で言えば、

老酒は雑菌が多い雑多な環境下での製造プロセスから、

液体の見た目も雑に濁っている印象を受けます。、

また雑多な環境や製造工程による余計な酸味と雑味のため、まとまりと洗練に欠ける味わいとなってます。

製麹も精緻な造りでないために、十分な甘味のボリュームにかけ、上品な(値段に見合った)甘味や旨味が出ていない。

その点、日本酒の場合は、まず圧倒的なキレイな水、キレイな環境から作られていることは一目瞭然。

製造工程における作業の緻密さからくる味わいの完成度は言うに及ばず、

果たして日本酒の長期熟成酒に対抗しうる完成度の高さと洗練さを兼ねそろえた、

果たして支払った対価に見合うだけのクオリティーの高さ、信頼性、絶対性、希少価値が老酒があるのだろうか? 

あったら是非、飲んでみたいものである。

ちなみに高級中華料理とのマリアージュをした場合でも、確実に元禄の20年物は圧勝することでしょう!


あまりに老酒30年物が不甲斐ないので、

亮平先生秘蔵の沖縄の王様酒"守禮"1986年、実に26年物を持参!

父も"ちぶぐぁ〜"で呑むクースーの魅力にハマッてきた感じです。



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この記事へのコメント
ほろ酔い加減の和田アナ。TVではみられないいい絵です。伊澤屋八内造元禄、最初にはまった銘柄です。下限が平成15・6年位?の製造で今は製造されてないため醇泉のストックもしくは仙台駅1Fの売店でおみかけする程度の希少お値打ち品!確かに最近いただくと濃醇というかピアノのキーが低音に下がっていくというか・琥珀色から醤油色に深みがますというか・・味に変化あり。熟成していくお酒なのでしょうね。
Posted by 三浦 at 2012年01月09日 14:37
新年あけましておめでとうございます。
長期熟成酒専門BAR『酒茶論』の上野です。
大変面白い商品をお持ちなのですね?何度もご来店いただいているにもかかわらず一度もそのようなお話は無かったかと思います。
ビジネスベースではなくとも蔵内在庫は有るのでしょうか?
大変興味がありますのでご返信いただければ幸いです。
Posted by 上野伸弘 at 2012年01月10日 14:38
三浦様

本年もよろしくお願い申し上げます。
やはり三浦様のおっしゃるとおり、「元禄」は時間と共に深みを増す、長い年月を要するお酒です。でも17年以上というのは・・・・流石に長いですね。
Posted by 蔵元jihei at 2012年01月11日 10:02
上野様
大変ご無沙汰しております。本年もよろしくお願い申し上げます。
実は今回取り上げた「元禄」、お恥ずかしながら私自身、その存在を全く知りませんでした。
蔵も6年前に移転し、蔵の従業員皆の記憶からも消えていた存在のお酒でして、名だたる先生方と開発した父がこっそりと懐に偲ばせていた逸品でした。
現在調べたところ、新しい蔵にはない酒で、今回が最後の幻の酒となりました。
私が蔵に戻ってきて丸4年、「ダイヤモンド暁」を筆頭に日本一純度にこだわった酒を追求し、一方で「幻」「元」シリーズでは米糀の蜜のような甘さとボディーに日本一こだわった酒を追求して参りました。
そこで今回であった長期熟成酒は、私にとって衝撃そのものでした。

日本酒の長期熟成酒は、その純粋さとキレイさにおいて世界最高級の品質があると!! このピュアな深さには、他の国の酒の追随は許さない物だという確信に到りました!

そこで、これから17年先を見越した、長期熟成酒作りを来期の造りから計画することを既に決定し、私が63歳の時に世界に堂々と発表する予定です。

長期熟成酒は将来の自分の姿を重ねた超未来志向なお酒なんだと、不思議な感覚になりました。

来期の24BYでは2通りの仕込みを行います。一つは小泉先生から端を発し、堀江先生で上手くまとめられた先代の情熱の結晶の仕込み。二つ目は江戸時代の超長期醪をヒントにした次世代発想の仕込み。

どちらが良いかは18年後。未来が益々たのしくなりますね!
Posted by 蔵元jihei at 2012年01月11日 10:16
最後の酒とは残念です。
しかしながら今後計画されるということであれば、同じく堀江先生の指導の下造られた江戸時代の復元酒の17年ものが当店に有ります。
機会がありましたら東京出張の際お寄りください。
他社の商品の参考になると思います。
Posted by 上野伸弘 at 2012年01月11日 17:21
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