Diamondテイスティング
いよいよドキドキの
『Diamond Akatsuki』テイスティングです。
上写真左が平蔵ぞうさん会長と天才杜氏後藤くんが右。
どのタンクから出荷するか!の順番を決める
重要なテイスティングです。
なぜなら勝山の酒は全てカスクストレングス=仕込みタンク一本の味が一本の瓶の味、ブレンドという誤魔化し調整一切無しの真剣勝負。
出荷時期の差=成熟度合いにより通年の品質をほぼ一定に保つのである。
場所はもちろんPADRINO del SHOZAN
酒のマイナスな部分を一番露呈しやすいように常温でのテイスティング。
日本全国のどの蔵元でも利き酒用に使用している『利き猪口』は左。
勝山では今年より、
『利き猪口』で酒を利くのを廃止することを決定。
理由は簡単。
最高級の造りの『技』を視ることが不可能だから。
そこで、勝山流の利き酒をご紹介。
まず
1st ステップは、蔵元と杜氏だけで静かにプロフェッショナル用テイスティンググラスを使用して常温でじっくりと視る。
そのあと
2ステップではソムリエを交えてのテイスティング。
ソムリエと共に行うことで、また違った広い見方が出来ることが大きなメリットです。
その中の些細な会話から、PRポイントや一般の方にわかりやすいキャッチフレーズのアイディアを頂きます。
3ステップ目には、今度はボトルを冷やして、適温でディナーフルコースでのテイスティング!
今回は前日がお誕生日だった"ソムリエ協会 南東北支部"支部長の泉田さん(写真右から2番目)と、
同じくソムリエの先輩で、いろいろと最新のワイン事情をいつも教えてくれる修さん(写真右)の2名をゲストに迎えました。
泉田さんのお誕生を祝う意味もあり、
4ステップ目にはワインとの飲み比べも行いました。
白ワイン シャトーグリエ 1999 レストラン価格で2〜3万円弱。
赤ワイン シャトーピションラランド 1990 レストラン価格で6〜9万円弱。
DIAMOND AKATSUKIはレストランだと8〜9万円、海外だと最高で2000ドル。
DIAMOND AKATSUKIを仕込んだタンクが5本あるから5本分テイスティングしたので、
もし、今回のディナーをよそのレストランで飲んだら、
なんと!
酒代だけで50万円オーバー(1人10万円)
国酒、特に高級酒というのは最終のテイスティングでも贅沢に行うからこそ、
絶対の自信をもって世界中の贅沢なシーンにお届けできるのである!
自分たちで、本当の確信を得るまでは、高級でラグジュアリーな商品は世に出さない。
とことんこだわるからこそ、世界中のお客様に安心と信頼を約束できるのである!
まとめとして、今回のDIAMOND AKATSUKIの仕上がりは、日本人が西洋人に日本のアイデンティティーを十二分に説明できる国酒に仕上がっております。
イタリアン・フレンチ両方の魚・肉料理と合わせても、白ワインや赤ワインとはっきりと区別できるお米で醸した国酒の長所とパフォーマンスを十分に確認することが出来ました。
国酒とワイン、二つの異なる醸造酒。
私たちは世界に対し、料理はこの二つの酒で更に楽しくなる!と大きな声で言えるのである!
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