宮調ショコラとF-22ラプター
カワウソ勝平校長から購入した、
宮城調理製菓専門学校のバレンタイン ショコラ!
正直、おいしい!
作りたてのカカオの風味と優しくなめらかな食感が素晴らしい。
カワウソ勝平校長曰く、
輸入されたボンボンショコラとの違いは、輸送時にあるらしいとのこと。
つまり低温に置かれるとショコラが固くなってしまう。
一度固くなると、作りたての口溶け優しいテクスチャーが失われる。
調理師学校の生徒でも、最高の食材、正しい技術で、正確に制作し、
作りたてを直ぐに召し上がって頂ければ、調理師学校生でも"ココまでやれる!!"ということを示したかった!
毎年思うのですが、
宮調、天晴れである!
つづいては、ゾウさん平蔵会長と、"天才"杜氏 後藤君と利き酒。
勝山は潔い"NOブレンド"のため、酒の成熟状況を見極め、どのタンクのものから出荷するかを決めております。
この日は、父の平一会長、御自ら購入してきた、"日本の名酒(新酒)"との利き比べも行い、現在のトレンドを調査しました。
『日本酒のビール化現象』!?!?!?!?!?!?!?!?
個人的にココ2〜3年、日本酒の酒質が"ビール化"!?してきているように感じてます。
最近の傾向というか、特徴というか、口の中の図式は
炭酸味と酸味→苦み/渋み→辛味・・・・(最後に米の雑味)。
なんか"ビール"っぽいでしょ。
そろそろ、勝山が、日本酒の、日本酒たる方向性を全世界に示さなければいけない機運が高まってきました!
そこで、噂のコードネーム"F-22 ラプター(試作第一号)"の登場です!!
昨日、ラプターの初搾りでした。早速テイスティング。
ここ数週間、挨拶もかけられないほど鬼気迫るオーラ充満の後藤杜氏が、久々の笑み。
第一回目の仕込みなので、当然今後の課題はありますが、率直な感想は以下の通り:
『"飲酒体験"そのものが根底から覆されるほどの破壊力をもった酒が出来上がってしまった!』
『これぞ、アルコール飲料として日本が世界に圧倒的差別化できる酒が出来た!』
このレベルの酒になると、火入れして最低3ヶ月は寝かせないと本当の真価が発揮されません。
つまり、初搾りの利き酒はあくまでも出来上がった酒の性質とポテンシャルを見極め、次の試作の手立てを考えるために行います。
ついでに言いますと、さらに1年寝かせることにより、お米の味がのってきて旨味が増し、より優しい口当たりとなります。
この"米の味が乗る"が重要で、米の味が増すと余計な酸味が穏やかになり、全体的なまとまりが一段と良くなります。
ある意味『F-22 ラプター』は『元』の初搾りの時の感動を越えた、突き抜けた酒となりました。
私の2008年からの念願の"酒"、いよいよ現実のものとなってきました!
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