世界遺産!メキシコ料理

勝山

2013年07月24日 20:23


写真は”芋虫”の揚げもので、タコスにして食べます。

アステカ時代から貴重なタンパク源として重宝されてきたそうです。

ところでメキシコ料理は世界遺産に登録されていることをご存じですか?

現在慶長遣欧使節団400年記念行事&日本ブランド発信事情の関係でメキシコに出張中でして、せっかくの機会を生かして世界遺産登録された本場メキシコ料理を研究中です(といっても時間が無いのでタコス中心ですが・・・)

さて、メキシコが発祥の食材があります。あまりにもメジャーな食材が多いことに驚かされます。

・アボカド
・チリ
・チョコレート
・カボチャ
・トマト

今の世界の料理界で上記の食材がなかったら大変なことになりますね。

たとえば以前チョコレートを使用したソースの猪料理をフィレンツェのルネッサンス料理研究家にご馳走になり、とても美味でしたが、
ここメキシコの"MOLE(モレ)"はそれを遙かに凌駕する複雑で深い美味しさです。

MOLEではチョコレートをはじめ原産のトルティーヤ、トマト、チリ各種、アラブ系食材のゴマの実、アーモンド、そして西欧食材のナッツ類、パン、アニス、干しぶどう、玉葱、ニンニク、ガーリックが使われ、メキシコでは60を超えるMOLEのレシピがあるそうです。

正直、メキシコ料理を軽く見ていましたが、今回の初!本場体験で、その考えを改めざるを得なくなりました。

メキシコは地理的に気候が様々であり、地方料理のバラエティーが豊富とのこと。

またアステカ文明からのお酒、プルケはいわば日本のどぶろく。地方毎にさまざまなプルケがあるそうです。

写真はそのプルケの原料となるマゲイにいた芋虫たちです。マゲイはアステカ文明に神聖な植物として神に捧げられてきたそうです。

またテキーラにもはまりました。

テキーラには大きく分けて3種類。蒸留したてと、熟させいさせたものと、古酒です。

特に熟成させたものや古酒は現地では値段も相当高く、高級なお酒としての地位を確立しているようです。

クオリティーの格付けや、のみ方のバラエティーさも踏まえ、本当に素晴らしい酒です。

ただ、メキシコシティーは標高2,300メートルもあり、酒が入るとちょっと酸素不足に陥りました。

いよいよ本日はメインイベント、宮城の日本酒の講義です。

おかげさまで地元関係者やマスコミも含め定員の100名を超えての満員御礼となりました。

では、いまから講義の準備にとりかかります。

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