2010年07月11日
【酒道具】仕覆(しふく)〜精好仙台平

仙台伊達家 御家流 酒道に用いる酒杯を包む仕覆(しふく)がどうしても要るので、
ここはやはり、仙台と言えば!ココ!しかない!
着物を着る人なら誰一人、その高名を知らない者はいない!
此処仙台には、江戸時代から典雅な趣を愛した格式高い武士の間で天下一、
日本一と誉れの高い袴(はかま)仙台平(せんだいひら)也と賞賛やまない絹織物がある。
仙台平である

上の写真は重要無形文化財「精好仙台平」技術保持者の甲田氏との貴重なツーショット!
今回、甲田氏とお嬢様方の手により、酒道専用馬上杯用の仕覆をお願いしました!
馬上杯は同じ上杉にある漆器「玉虫塗り」↓

甲田氏より3種類の異なる生地の提案をして頂きました。

もう少し上から見ると

携帯の写メなので、良く見えませんが、
手触りが凄い! きめ細かくてもしっかりハリがあり、流石は袴の最高峰 仙臺平!
しかも、中に馬上杯が無くてもしっかりと立つ。
これは仙臺平が生糸の性質を最大限に引き出しているという特徴が活かされているためで、縦に対してピンっと張っている。
「織風合」「織味」「織香」そして「気品」と「艶」。
仙臺平でなければ味わえない最高の織物ならではの良さです。
また、仕覆自体も袴を彷彿させるようなデザインで、手にとって持てば持つほどに愛着が湧き、
ついつい仙臺平の袴が欲しくなってしまうほどの衝動に駆られます。
今回、第一回目の注文に当たり、伊達の大殿に選んで頂きました


大殿好みのこの仙臺平は、仕舞いを舞うときに着用する大変珍しい格上の仙臺平
注文に際し、紐と裏地も紫に統一します。
仕立ては京都で、という贅沢なつくりです。
仙台が世界に誇る最高峰の仙臺平とのコラボレーションは本当に興奮します!
仙臺平 ホームページ↓
http://sendaihira.jp/index.html
仙台伊達家 御家流 酒道を通して、
仙台の伊達男たちにもっともっと仙台平の袴を着けるステータスなシーンを提供したいと思う次第です。