2010年05月28日
大殿 泉蔵御成りの巻

写真がボケてしまいましたが、
先日、酒造りが終了したことで、
仙台伊達家十八代当主 伊達泰宗公 大殿様が直々に労をねぎらいに、
泉蔵、御成り~御成り~

晴天の本日は、蔵人および詰め場のスタッフ、ソーセージ食品加工スタッフ総出でのお出迎え。
大殿への御謁見と、
一年の労をねぎらう励ましのお言葉を頂戴いたしました。
今年一年の集大成の酒を献上し、従業員一同全員満足至極の時間でした。
2010年05月26日
本日TV放映の巻

突然ですが

本日27日
木曜日夕方
TVで
『勝山』
ANAに導入

仙台放送のFNNスーパーニュースに登場します

内容としては
全く新しい日本酒の開発、そしてANAとの出会い
ANA新ブランドとのコラボレーションから、
Modern 酒道で国際線ビジネスクラス機内用の必殺殿様酒アレンジ技の数々を公開

いつも笑顔が素敵なアナウンサー、梅島三環子さんが今回ナビゲートされます。
あと11時間切りました!
是非見て下さいね!!
2010年05月25日
4度目の正直"蒸留実験"

もう後がない

今期最後の蒸留実験の開始です!
この減圧常圧蒸留器、これで改造が4回目

200万円がたったの5万円のアランビック蒸留器に負けた!トラウマになった1回目。
二回目は特注した背の高いネックを用意したにもかかわらず、あっさりと負けた衝撃が未だに響く

仏の顔も三度までの三度目の勝負!
3度目の勝負では銅製の特注ネックを用いて、こちらも新投入のアランビックたちとの総当たり戦!

対するは平均価格が45万円の特注輸入アランビックたち!
左からウイスキー用アランビック→ブランデー用アランビック→高いアルコール摂取用アランビック
結果は連戦連敗

そこで、とうとう、4回目の改造、ネックの下の部分も銅に改造!
さぁどうなるか!満を持しての一発勝負!!!!!!!
今回は特別に




白クマ泰平社長の双子の兄で、整形外科医です。思いっきり理系です。
実は蒸留酒計画の発案者!?
理系が味方しての最終実験へと突入! 続く・・・・・・
2010年05月23日
ウォッチンみやぎ放映
東北放送 朝7時25分からのウオッチンみやぎにて紹介されました!
→ http://www.tbc-sendai.co.jp/03tv/watchin/dj/index.html
皆さんからの素朴な疑問・質問にお答えするべく
DJ淳吾が調査・奮闘するコーナー。
『ど~なの?DJ』にて紹介されました。

●Disc.48
「日本酒の風雲児がかかげる酒道とは?」

「酒道」という言葉、皆さんはご存知ですか?
今回はこの「酒道」という流儀を通して日本酒の新しい楽しみ方・魅力を、仙台から世界に発信しようという人をご紹介します。

ゴールデンウィークのある日 我々は、 「酒道」 に関する講習会が開かれると聞き、青葉区上杉にある勝山館を訪れました。
講師は、日本酒をもっと自由に楽しもうと提案する伊澤治平さん42歳。
伊達家御用蔵として300年以上続く勝山の12代目蔵元です。
パリやフィレンツェでレストランをプロデュースするなどキャリアを積んで来た治平さんは、いま「酒道」を通して日本酒業界に革命を起こそうとしています。
治平さんの言葉を借りれば、酒道とは「酒を知り己の遊び心を解放する 『道』である」との事です。
平たく言えば、日本酒の本当の魅力を知って、もっと自由に楽しもうよ……
といったところでしょうか?

この日 集まったのは、ふだん日本酒をあまり飲まないという女性ばかりです。
ワイングラスに注いだり、色々な料理に合わせたりもする 「酒道」 とはいえ、皆さんに受け入れてもらえるのでしょうか?
楽しみ半分……不安半分。でも、それはすぐに歓びに変わりました。
治平さんの講義が楽しいし、何よりお酒が美味しい。
そのまま飲んでもじゅうぶん美味しいお酒が、治平さんの自由かつ大胆な発想でさらに違う世界を見せてくれるのです!

① ジンジャーエールで割る!
勝山の純米大吟醸「暁」を惜しげもなく、何とジンジャエールで割ってしまおうという、いきなりの荒技です。
暁をシャンパングラスに注ぎ、ジンジャエールを3分の1ほど加えたら、レモンピールをサッとしぼって香り付け。
コレだけで、ただでさえ美味しい日本酒がさらに香り高く、飲みやすくなるんですね。

② シャンパンに注ぐ!
今度は、シャンパンに 「暁」 を注いで行きます。
コレだけで何年も熟成を経たヴィンテージ物のシャンパンみたくなるなんて……スゴすぎます!
たしかに、まだ若々しく酸が立っていたシャンパン(それだってとても美味しいのですが)の、角が取れてまろやかになった感じ。皆さんも、その変化に驚きです。なのに、元のシャンパンの味が死んでいないんです!

③ 料理にかける!
生ハムやパスタ、肉などに「暁」や「元」をかけてしまおうという、治平さんの「酒道」炸裂です。旨味伝導率UPといったところでしょうか?
淡麗辛口全盛の日本酒ですが、原料のコメから来る甘味や旨味こそが本来の魅力だと、治平さんは言います。「暁」や「元」は、そうした日本酒のポテンシャルが十分に発揮された、世界のどんな料理とも合わせられるお酒。 酒道の大胆な発想に応えるだけの懐の深さがあるのです。

治平さんがコレだけ大胆なアイデアを次々繰り出すのも実は、同じように自由に酒を楽しんだ伊達政宗への憧れからでした。
伊達者で知られたグルメの武将は、当時の最高の料理(和食だけでなくイタリアンやフレンチもあったとか!)と合わせられるだけの贅沢なお酒を、様々なスタイルで自由に味わっていたのですね。
ですから、そのお酒に追い付きたい……伊達政宗の楽しんでいた文化をさらに昇華させて次世代に受け継ぎたい!そんな思いが治平さんを突き動かしているのかも知れません。

現在の勝山は、300年以上続いた日本酒のラインナップから脱却し、新しい日本酒作りに取り組んでいます。
そうした変革も、治平さんが指揮を執って行なった事でした。
歴史を刻んだ上杉の酒造所から、泉ヶ岳山麓に2006年に移転。遠心分離機など最新の設備を用い、今まで以上に手間暇かけた酒造りに取り組んでいます。

ココから勝山の全く新しい日本酒「暁」や「元」といった酒が生まれたのです。
これらの日本酒は先月から、全日空 欧米路線のビジネスクラスドリンクに採用されています。
ワインなど洋酒がメインの国際線で実現した、快挙です。

平均価格が \2,000程度という日本酒の基準からすれば、\10,500という 「暁」や 「元」はとんでもない価格のお酒かも知れまん。
でもワインの最高級が数十万、数百万なのを考えると、ある意味「破格」という考え方もあると治平さんは言います。
僕自身は、特に「元」が好みかな?1年に1本でもこのお酒を飲むために一生懸命仕事をしよう……と思えるお酒でした!
以上。淳吾さん!お疲れ様でした!
→ http://www.tbc-sendai.co.jp/03tv/watchin/dj/index.html
皆さんからの素朴な疑問・質問にお答えするべく
DJ淳吾が調査・奮闘するコーナー。
『ど~なの?DJ』にて紹介されました。

●Disc.48
「日本酒の風雲児がかかげる酒道とは?」

「酒道」という言葉、皆さんはご存知ですか?
今回はこの「酒道」という流儀を通して日本酒の新しい楽しみ方・魅力を、仙台から世界に発信しようという人をご紹介します。

ゴールデンウィークのある日 我々は、 「酒道」 に関する講習会が開かれると聞き、青葉区上杉にある勝山館を訪れました。
講師は、日本酒をもっと自由に楽しもうと提案する伊澤治平さん42歳。
伊達家御用蔵として300年以上続く勝山の12代目蔵元です。
パリやフィレンツェでレストランをプロデュースするなどキャリアを積んで来た治平さんは、いま「酒道」を通して日本酒業界に革命を起こそうとしています。
治平さんの言葉を借りれば、酒道とは「酒を知り己の遊び心を解放する 『道』である」との事です。
平たく言えば、日本酒の本当の魅力を知って、もっと自由に楽しもうよ……
といったところでしょうか?

この日 集まったのは、ふだん日本酒をあまり飲まないという女性ばかりです。
ワイングラスに注いだり、色々な料理に合わせたりもする 「酒道」 とはいえ、皆さんに受け入れてもらえるのでしょうか?
楽しみ半分……不安半分。でも、それはすぐに歓びに変わりました。
治平さんの講義が楽しいし、何よりお酒が美味しい。
そのまま飲んでもじゅうぶん美味しいお酒が、治平さんの自由かつ大胆な発想でさらに違う世界を見せてくれるのです!

① ジンジャーエールで割る!
勝山の純米大吟醸「暁」を惜しげもなく、何とジンジャエールで割ってしまおうという、いきなりの荒技です。
暁をシャンパングラスに注ぎ、ジンジャエールを3分の1ほど加えたら、レモンピールをサッとしぼって香り付け。
コレだけで、ただでさえ美味しい日本酒がさらに香り高く、飲みやすくなるんですね。

② シャンパンに注ぐ!
今度は、シャンパンに 「暁」 を注いで行きます。
コレだけで何年も熟成を経たヴィンテージ物のシャンパンみたくなるなんて……スゴすぎます!
たしかに、まだ若々しく酸が立っていたシャンパン(それだってとても美味しいのですが)の、角が取れてまろやかになった感じ。皆さんも、その変化に驚きです。なのに、元のシャンパンの味が死んでいないんです!

③ 料理にかける!
生ハムやパスタ、肉などに「暁」や「元」をかけてしまおうという、治平さんの「酒道」炸裂です。旨味伝導率UPといったところでしょうか?
淡麗辛口全盛の日本酒ですが、原料のコメから来る甘味や旨味こそが本来の魅力だと、治平さんは言います。「暁」や「元」は、そうした日本酒のポテンシャルが十分に発揮された、世界のどんな料理とも合わせられるお酒。 酒道の大胆な発想に応えるだけの懐の深さがあるのです。

治平さんがコレだけ大胆なアイデアを次々繰り出すのも実は、同じように自由に酒を楽しんだ伊達政宗への憧れからでした。
伊達者で知られたグルメの武将は、当時の最高の料理(和食だけでなくイタリアンやフレンチもあったとか!)と合わせられるだけの贅沢なお酒を、様々なスタイルで自由に味わっていたのですね。
ですから、そのお酒に追い付きたい……伊達政宗の楽しんでいた文化をさらに昇華させて次世代に受け継ぎたい!そんな思いが治平さんを突き動かしているのかも知れません。

現在の勝山は、300年以上続いた日本酒のラインナップから脱却し、新しい日本酒作りに取り組んでいます。
そうした変革も、治平さんが指揮を執って行なった事でした。
歴史を刻んだ上杉の酒造所から、泉ヶ岳山麓に2006年に移転。遠心分離機など最新の設備を用い、今まで以上に手間暇かけた酒造りに取り組んでいます。

ココから勝山の全く新しい日本酒「暁」や「元」といった酒が生まれたのです。
これらの日本酒は先月から、全日空 欧米路線のビジネスクラスドリンクに採用されています。
ワインなど洋酒がメインの国際線で実現した、快挙です。

平均価格が \2,000程度という日本酒の基準からすれば、\10,500という 「暁」や 「元」はとんでもない価格のお酒かも知れまん。
でもワインの最高級が数十万、数百万なのを考えると、ある意味「破格」という考え方もあると治平さんは言います。
僕自身は、特に「元」が好みかな?1年に1本でもこのお酒を飲むために一生懸命仕事をしよう……と思えるお酒でした!
以上。淳吾さん!お疲れ様でした!
2010年05月23日
大阪ABC『酒道』放映の巻
2010/05/10/ Monday 放送の内容抜粋です!
報道番組『ゆう+』にて紹介されました。
→ http://webnews.asahi.co.jp/you/ 「勝山」で「ゆう+」内検索をすると出てきます!
テーマはズバリ!『日本酒復権に向け、世界へ』
日本酒離れが進む中、何代にも渡り伝統を守り続けてきた蔵元が、生き残りをかけて大きな決断をしました。時代の流れにあった経営が求められる今、日本酒の魅力を伝えるために目をつけたのは、『海外進出』でした。
■生き残りをかけた蔵元たち
伊澤「『酒道』の話をさせていただきます。料理と日本酒をどう楽しむかです」
宮城県で300年以上続く勝山酒造。12代目の伊澤治平さんが、集まった人たちに向けて熱く語る「酒道」とは・・・。
【勝山酒造12代目 伊澤治平副社長】

「伊達政宗公がいた時代の殿様の楽しみ、流儀を、今風にリバイバルして日本酒をプレゼンできるように取り組んでいます」
かつて、葡萄や菊といった花や果実を混ぜて楽しんだという殿様酒。今風にアレンジしたジンジャエールとの組み合わせは、まるでカクテルのようです。

【飲んだ人たちは・・・】
「飲みやすさにビックリしました」
「今まで経験したことない」
伊澤「お酒をスプーン2杯分、醤油に入れてください」
日本酒は、飲むだけではありません。日本酒で割った醤油に刺身をつけると、口の中で魚の臭みが消えるといいます。
他にも、そのまま調味料のようにかけたり、出汁で割ったりと、日本酒は様々な場面で活躍します。
【勝山酒造12代目 伊澤治平副社長】
「日本酒本来のパフォーマンスと、素晴らしさをちゃんと伝えていければ・・・。日本人は世界一の味覚を持っているので、必ず皆さんわかると思います」
~中略~

あの伊達政宗公も愛したという勝山の蔵『勝山酒造』。酒道を広めるため活動していた伊澤さんも、経営方針を大きく転換させたひとりです。
【勝山酒造12代目 伊澤治平副社長】
「純米酒だけの本物の酒を造ろうということで、商品も絞り込んで、力が出せる体制作りをしようと思ったのが一番のきっかけです」

まず、50種類ほどあった商品を廃止し、新商品4種類で勝負することにしました。
【勝山酒造・副会長 伊澤平蔵さん】
「『営業的に大丈夫かな?』という意見はありましたが、酒を造る側としては、種類を絞れば絞るほど品質が良くなるので大歓迎でした」
通常、酒と酒粕を分ける作業は、酒袋に入れて圧力をかけて絞ります。
抽出されたままの味を保つために新たに導入されたのが、日本に11台しかないという遠心分離機です。

【勝山酒造・副会長 伊澤平蔵さん】
「洗濯機の脱水層をイメージしていただくとわかるが、一番比重の重たい酒粕が外側にきて、内側に酒が残ると・・・」
酒袋に香りが移ることなく、本来の香りを保つことができます。
酒の種類を厳選したことで、こだわりの酒造りが実現しました。
【勝山酒造12代目 伊澤治平副社長】
「個人的にはイタリアンが非常に合います。『パスタには日本酒宣言!』みたいな」
日本料理に合うのは当たり前。
素材の良さを生かす点が共通するイタリア料理は、日本酒との相性が抜群。他にも、フレンチや中華にも合う万能酒に仕上げました。

これに目をつけたのが全日空でした。
【勝山酒造12代目 伊澤治平副社長】
「全日空の長距離国際線。ニューヨークから始まって、ヨーロッパの方も4月19日にスタートしました。日本人にしかない素敵な部分をフォーカスして、日本の良さを世界に発信できれば・・・」
伊澤さんの指導を受けたキャビンアテンダントが、機内で色々な飲み方を提案。空から日本酒のアプローチが始まりました。

【勝山酒造12代目 伊澤治平副社長】
「『消費量が減っている』というだけでなく、お客さんに『こうすれば、もっと楽しくなる』と伝えれば、皆やるはずです。世界中のレストランに日本酒が置かれる時代を作ろうと思います」
生き残りをかけ、動き出した蔵元たち。次世代の可能性を模索しながら、日本酒復権を目指します。
以上。
今回は大阪のスタッフの方々、仙台までわざわざご足労頂き大変ありがとうございました。
報道番組『ゆう+』にて紹介されました。
→ http://webnews.asahi.co.jp/you/ 「勝山」で「ゆう+」内検索をすると出てきます!
テーマはズバリ!『日本酒復権に向け、世界へ』
日本酒離れが進む中、何代にも渡り伝統を守り続けてきた蔵元が、生き残りをかけて大きな決断をしました。時代の流れにあった経営が求められる今、日本酒の魅力を伝えるために目をつけたのは、『海外進出』でした。
■生き残りをかけた蔵元たち
伊澤「『酒道』の話をさせていただきます。料理と日本酒をどう楽しむかです」
宮城県で300年以上続く勝山酒造。12代目の伊澤治平さんが、集まった人たちに向けて熱く語る「酒道」とは・・・。
【勝山酒造12代目 伊澤治平副社長】

「伊達政宗公がいた時代の殿様の楽しみ、流儀を、今風にリバイバルして日本酒をプレゼンできるように取り組んでいます」
かつて、葡萄や菊といった花や果実を混ぜて楽しんだという殿様酒。今風にアレンジしたジンジャエールとの組み合わせは、まるでカクテルのようです。

【飲んだ人たちは・・・】
「飲みやすさにビックリしました」
「今まで経験したことない」
伊澤「お酒をスプーン2杯分、醤油に入れてください」
日本酒は、飲むだけではありません。日本酒で割った醤油に刺身をつけると、口の中で魚の臭みが消えるといいます。
他にも、そのまま調味料のようにかけたり、出汁で割ったりと、日本酒は様々な場面で活躍します。
【勝山酒造12代目 伊澤治平副社長】
「日本酒本来のパフォーマンスと、素晴らしさをちゃんと伝えていければ・・・。日本人は世界一の味覚を持っているので、必ず皆さんわかると思います」
~中略~

あの伊達政宗公も愛したという勝山の蔵『勝山酒造』。酒道を広めるため活動していた伊澤さんも、経営方針を大きく転換させたひとりです。
【勝山酒造12代目 伊澤治平副社長】
「純米酒だけの本物の酒を造ろうということで、商品も絞り込んで、力が出せる体制作りをしようと思ったのが一番のきっかけです」

まず、50種類ほどあった商品を廃止し、新商品4種類で勝負することにしました。
【勝山酒造・副会長 伊澤平蔵さん】
「『営業的に大丈夫かな?』という意見はありましたが、酒を造る側としては、種類を絞れば絞るほど品質が良くなるので大歓迎でした」
通常、酒と酒粕を分ける作業は、酒袋に入れて圧力をかけて絞ります。
抽出されたままの味を保つために新たに導入されたのが、日本に11台しかないという遠心分離機です。

【勝山酒造・副会長 伊澤平蔵さん】
「洗濯機の脱水層をイメージしていただくとわかるが、一番比重の重たい酒粕が外側にきて、内側に酒が残ると・・・」
酒袋に香りが移ることなく、本来の香りを保つことができます。
酒の種類を厳選したことで、こだわりの酒造りが実現しました。
【勝山酒造12代目 伊澤治平副社長】
「個人的にはイタリアンが非常に合います。『パスタには日本酒宣言!』みたいな」
日本料理に合うのは当たり前。
素材の良さを生かす点が共通するイタリア料理は、日本酒との相性が抜群。他にも、フレンチや中華にも合う万能酒に仕上げました。

これに目をつけたのが全日空でした。
【勝山酒造12代目 伊澤治平副社長】
「全日空の長距離国際線。ニューヨークから始まって、ヨーロッパの方も4月19日にスタートしました。日本人にしかない素敵な部分をフォーカスして、日本の良さを世界に発信できれば・・・」
伊澤さんの指導を受けたキャビンアテンダントが、機内で色々な飲み方を提案。空から日本酒のアプローチが始まりました。

【勝山酒造12代目 伊澤治平副社長】
「『消費量が減っている』というだけでなく、お客さんに『こうすれば、もっと楽しくなる』と伝えれば、皆やるはずです。世界中のレストランに日本酒が置かれる時代を作ろうと思います」
生き残りをかけ、動き出した蔵元たち。次世代の可能性を模索しながら、日本酒復権を目指します。
以上。
今回は大阪のスタッフの方々、仙台までわざわざご足労頂き大変ありがとうございました。
2010年05月23日
試作試作試作の巻

今回は"夏"に向けてのスペシャルデザート開発中継です。
まずは、『ロールケーキ』の試作です。
それもただのロールケーキではない!
世界中広しといえど、仙台勝山館でしか作れないロールケーキなのだ!
なぜなら世界唯一、ここ仙台にしか無い材料を使用している。
ANA SkyShopオリジナル限定販売の純蜜薫酒『元』の酒粕を使用したオリジナルロールケーキだからだ!
試作第一号は、外側から、ビスキュイ生地で表面サックリ香ばしい系に、
その内側には『元』純米大吟醸白粕を水で溶いたピュレ−をナッペ(刷毛で塗る)し、
20%『元』白粕を練り込んだ風味豊かな濃厚クリームをロール。
濃密薫酒『元』と一緒に味わうと、『元』の爽やかな甘さの風味が口いっぱいに広がるデザートに仕上げました。
試作第二号は来週行いますが、
外側生地に最近人気の『米粉』を使用する予定。
酒粕がお米なので、生地もお米という組み合わせ。
"モチモチふわり"系食感を目指します! 請うご期待!

上の写真は『元』白粕のアイスクリームの試作。
テーマは『元』を注いで味わう大人だけが楽しめる"ほろ酔い"系スイーツ!
『元』とアイスクリームベースの割合が違う3種類の食べ比べ。
そのままと『元』を注いでの試食。
ロールケーキもそうでしたが、試食すると結構酔ってしまう。

試作を担当している仙台勝山館のシェフパティシエの石森さんです。
忙しいところお疲れ様でした。
さて、ところ変わって白クマ泰平社長宅・・・・・

大阪の有名豪腕社長の和田社長の紹介でお会いしたKEYCOFFEE(キーコーヒー)の方から頂いた
「カフェオレベース」と「ティーオレベース」。
ちなみにグラスは「ANA日本酒グラス」です。
この商品は家庭用で簡単にカフェオレが楽しめるコンセプトで、
4倍濃縮タイプで砂糖が入っている、やや甘めのベースです。
なんと!ベース1に対して勝山1の割合で割り、ロックアイスをいれると!
すっきり優しい丸さのあるコーヒーカクテル一丁上がり!
カルーアミルク系ですが、ミルクがない分スッキリしていて、それでいて後半はお米の優しさが感じる!!!
それはそれはとても大好評である!
白クマ泰平社長の奥さんも一発で大喜び

次に「ティーオレ」。これまた美味い!
手前味噌ですが、
なんでこんなに美味しいいんだウチの酒は!!!!!!!!!
まさに!日本ならではの"和み系"カクテル新登場である!
是非、日本中のバーテンダーに味わって知ってもらいたいものである!
この後味"和み系"体験

今回はベースが家庭用ということもあり、勝山のスタンダード『縁』(四合瓶1,500円/一升瓶2,800円)を使用。
2010年05月21日
『合戦』香~『勝負』香の新バージョンの巻

『御香』のお時間。
本日は『組香ノ儀』のなかでも『勝負香』という、
文字通り東軍西軍のように二手に分かれて香りを愉しむという趣向。
相手の首を討ち取る、いわば『兜獲り』の楽しみを取り入れた『組香』をにチャレンジ!
でも、カワウソ勝平校長とチームを組んでしまったことから事情が一変

チーム同士の総当たり戦、つまり『合戦』ゾーンに突入してしまいました

『合戦』に入る前にまず、自軍の武士団を作るため兜を折ります。

なんだかガンダムのモビルアーマー(ビグザムか!)みたいですね!

『合戦』が始まりました。
兜を一騎づつ前に出し対峙させます。 一騎打ちの真剣勝負のはじまり


5番勝負で、3つの香から一つを当てるというルール。
しかし3つ香のうち、事前に2つはお試しで利きますが、3つめは何か判らないのがミソ!
双方がハズレで引き分けた場合は『犬死』に。つまり「合戦」では敵を討ち取って生き残り、敵の首を持ち帰らなければならない!
一回一回の勝負ごとに交互に口頭で答えを告げるため、万が一ハズレて引き分ければ「犬死」なので、勝負を賭けてワザと先に答えた敵の「答え」とは違った回答をするというような一種の「駆け引き」も"アリ"の超緊迫した雰囲気の中で進行する

上の写真手前の転がっている2つの兜は双方が外れたため「犬死」の兜首です

本来の「勝負香」ではガッツポーズなどNGですが、
何せ「合戦」ゾーンに突入してしまうくらいエキサイティングに盛り上がってしまいました


上の写真奥の畳の縁の上に置いてあるのが「合戦」にて討ち取った敵兵の首です

写真手前の『じ』『J』『治』の前立ての兜が"ハリケーン治平軍"、後ろの『勝』の文字の前立ての兜が"カワウソ勝平校長軍"
なんと!8戦7勝1引き分けと圧勝!!!!!!!!
神がかったような全問正解パーフェクトゲームでした!

次回はもっと大人数で『国盗り合戦』スケールの新しい『勝負香』も行ってみたい野望がメラメラ湧いてきました

2010年05月19日
勝山唐獅子山鉾巡行~青葉祭りダイジェスト其の二

11時15分から勝山「縁」新酒の振る舞い酒がスタート!
写真はブログの常連の2名。
右から蔵元囲む会事務局長の一関さんと中央が醇泉常連上御得意様で酒道ファンの三浦氏。
ほろ酔い気味でハイ!ポーズ!
途中、すずめ踊りの練習を行い・・・
12時に唐獅子山鉾スタンバイです!

定位置に来ました! いよいよスタートです! 今年私は小太鼓役


12時5分巡行開始! 青葉通りの生い茂る木漏れ日のトンネルを通過。

山鉾巡行に際し、ハッピの色で所属や役が決められております。
白いハッピ・・・・・・宮城調理製菓専門学校 生徒諸君
紺色ハッピ・・・・・・勝山酒造および美味しんぼソーセージ製造チーム
ピンク&緑ハッピ・・・お囃子隊:勝山館&営業企画チーム
12時20分 青葉通りを左折し東二番町通りの電力ビル前で「すずめ踊り」演技披露!

12時30分 東二番町 タワービル前(ANA仙台支店があります!)でも「すずめ踊り」演技披露!

色鮮やかに、すずめの如く飛び跳ねてます!

12時40分 東二番町を左へターンし、光のページェントで有名な定禅寺通りに入ります。ココが一番ギャラリーが多し!

12時45分 定禅寺通りを往復しながら最後の踊りまくり


13時18分 仙台市役所到着 天気に恵まれイイ汗かきました


勝山企業および宮城調理製菓専門学校総勢90名で力を合わせた山鉾巡行。皆様お疲れ様でした。
P.S. お囃子すずめDANCEチームの打ち上げにも参加!
3次会が午前3時に終了

さすがに翌日の月曜日は一日中病み上がりの体を休めてました。
実は前日の土曜日に38℃の熱で点滴2本打っての参加。薬で体がもったようなものでした

2010年05月17日
伊達軍出陣式~青葉祭りダイジェスト其の一

5月16日日曜日、朝の10時です。お祭り日和の快晴です。
場所は経ヶ峯、伊達家の霊廟のある瑞鳳殿です。
青葉生い茂る参道を伊達軍の『雨でも確実に射撃可能』を誇った屈強の五葉山火縄銃鉄砲隊を先頭に上ってきます。

キタ

キタキタ!

キタ~! 伊達の月の前立て輝く『大殿』登場だ~!!

ジャジャーン! 我らが『大殿』!




これから出陣式のはじまりはじまり~


藩祖伊達政宗公の御霊前に武者全員集合!

『御当主』出陣の旨をご報告。伊達の陣羽織カッコイイです!

ココで出陣式の一番のみどころ!
『三献の儀』


まずは「御神酒を一献」

次に敵殲滅の為、「討ち鮑」を召されます。
そして2度目の「御神酒を一献」
次に敵に討ち勝つ為に「勝ち栗」を召されます。
3度目の「御神酒を一献」
最後に、敵に討ち勝ち、喜ぶ為に「こぶ(昆布)」を召されます。

これにて準備万端



武者全員で「エイ!エイ!オー!!」のかけ声で、
イザ!出陣!

ご武運を!!!!!

場所がかわって、12時青葉通り、LOUIS VUITTONとKURAX前・・・

勝山唐獅子山鉾出撃準備完了!

青葉祭りダイジェスト"すずめ踊り&勝山唐獅子山鉾巡航"につづく・・・・・・
2010年05月16日
『きんぎょ』開店!!



金曜日に開店しました!

住所 〒981-8003
仙台市泉区南光台3丁目27-11-201
電話 022-274-0304
仙台市営地下鉄南北線「旭ヶ丘駅」下車、
6番バス乗り場(鶴ヶ谷方面,八乙女駅行(松森明神経由)より乗車、
「南光台4丁目南」下車(所要3分)
降りてすぐにあります「横山スタジオ」さんと「春ぼうし(花屋)」さんの2階です。
LUNCH TIME 11:00~15:00 (平日のみ)
BAR TIME 17:30~
くわしくは『きんぎょ』さんのブログをどうぞ→ http://daisuki.da-te.jp/c15646.html
仙台流 酒道会員ならびに酒道ファンはからなず行くこと!(家元からのお願いです!)
そして勝山企業および勝山酒造の社員はかならず行くこと!(上司命令!です。)
なぜなら・・・・
河北新報の会員向けSNSの地酒専門コミュニティー『みやぎの酒応援隊』のこんなトピックスをご紹介。
おっかぁ様・KURO様はじめ、皆さまからの色々なアドバイスありがとうございました。
何とかかんとか、やっとの事で開店にこぎつけました・・・・。
その名も・・・「きんぎょ」(笑)
http://daisuki.da-te.jp/e327287.html
まだまだ不慣れでお客様にはご迷惑の掛け通しですが何とかやって行こうと思います。
決して日本酒が中心のお店では無いのですが、もしお近くにおいでの節は御顔を出して頂ければ幸いに存じます。
『みやぎの酒応援隊&ハンドルネーム』を名乗って頂ければ、初来店のみ当店にあるお好きな御飲み物を『一杯(ワンドリンク)』サービスさせて頂きます。
今の所の一番お勧めは『純米吟醸・勝山(献)』です^^
ただし、日本酒専門のお店では無いので売り切れ御免です(^^ゞ
また皆様メンバーの方には、色々な特典なども思案中ですのでお楽しみに・・・
気が向いて思い出して頂ければ幸いです・・・それでは。。。以上。
もうおわかりでしょうが、ここがポイントです。
今の所の一番お勧めは『純米吟醸・勝山(献)』です^^
『みやぎの酒応援隊』の方々からのたくさんのアドバイスの中からオーナーが自分の舌でチョイスしたのが、
勝山『献』です。
ANAが社運を懸けた新サービスブランド"Inspiration of Japan"の次世代の国酒として選んだのも『献』。
ANAドリンク→ http://www.ana.co.jp/int/svc/jp/c/drink/
そういう意味でいうと、『きんぎょ』さんの好みってスゴイ!!
是非とも応援せねば!
皆のもの、よろしく頼んだぞ!!
2010年05月15日
必殺酒注ぎ技!~一升瓶を美味くする裏技

東京、銀座は『夢酒(ムッシュー) みずき』や霞ヶ関の『SAKE BISTRO W』の『顔』で、
焼酎と日本酒業界を股にかけるスーパーヒーローの森 隆さんです。
森さんは焼酎ブームの火付け役であり、ANA機内ビデオにも焼酎のナビゲーターで登場しことのある超有名人。
で、その森さんこだわりの技をご紹介!
日本酒を一升瓶でしか買わない!という酒呑み必見の技です!
その名も『ムッシュー森's"気入れ技"』
上の写真はまさに『気』を入れている最中です。
ポイントは一升瓶を横にして、ゆっくりと左右に動かし、液体を均一にすること。
そして森氏曰く、「美味しくなるように」と気を入れる。「最高の状態になれ!」と愛を注入する。

するとどうでよう!
『気を入れた』方が断然美味い!
夢酒 みずきのスタッフにも試しましたが、みんな即答するぐらいわかる!
これは日本酒を出すお店では徹底しないといかん!
と、いうことで、『仙台流 酒道』でも『ムッシュー森's気入れ技』採用決定!!
全国の日本酒好きおよび日本酒をサービスする方々、これからは一升瓶ではMUST技です。
是非全世界に広めましょう!
ANA限定『元』お求めのお客様へ!
純蜜薫酒『元』は実は13%もブドウ糖が入っております。
非常に頭に良い酒ですが、濃厚な故少なからず成分の重いほうが下になります。
一升瓶よりも小さい四合瓶ですが、是非とも飲む前に瓶を横にしてゆっくり左右に均一になるように揺すってください。
いよいよ明日は
すずめ踊り
青葉祭り盛り上がってきました!

Posted by 勝山 at
19:42
│Comments(2)
2010年05月14日
すずめ踊り猛特訓!

今週末は『青葉祭り』です。
ということは毎年恒例の勝山「唐獅子山鉾」巡行と「すずめ踊り」です!
白クマ泰平社長が音頭をとります。
私は今年は『小太鼓』

日曜日、12時5分青簿通りのLOUIS VUITTONから武者隊と共にスタートします!
ここで嬉しいお知らせ!
11時頃から勝山『唐獅子山鉾』前で振る舞い酒を行います!
今年の勝山の新酒が飲めます!
是非お越し下さい!
2010年05月12日
第三回蔵元を囲む会の巻

蔵元の迎賓館である勝山館 醇泉2F、その名も『酒道庵』の間。
実は11代目蔵元の親父と東京農大教授で発酵学の権威、小泉武夫氏が、
約20年前に『酒道』を復活し、勝山館で『酒道』を広めようと志して命名した曰く付きの間。
ところが小泉先生、それから超有名人への道をまっしぐら

かくして『酒道庵』の間だけが残った・・・・・・・・

時を越えて、今『仙台流 酒道』愛好家が集まっています。
会費は15,000円と仙台ではラグジュアリーな美酒美食の会です。
伊達家の古文書からの再現料理で『新酒』を味わうというテーマ。

と、どっこい、あの『ジャム作家』こと村上氏も参加!
実は村上氏、アルものを用意してました!

本邦初公開初試食!!『元』大吟醸粕ジャムです~!!!
左から『ごまみそ』『甘酒風』『しょうゆ』味です。


実に新鮮な体験である!

会のフィナーレは『元』大吟醸粕アイスの『元』たっぷり掛け

これまた美味である

そして御目出度いことに!
第一回がきっかけでゴールインしたカップル誕生!!!!!
実に幸せな会である!
2010年05月11日
緊急告知!12日明日ウォッチンみやぎに出ます!
緊急告知!
いよいよ明日です!
明日12日、朝7時半からの
『ウォッチンみやぎ』東北放送に
『仙台流 酒道』5分位で紹介されます!
仙台の放送局「初デビュー」です!
是非、要チェック!お願い申し上げます。
昨日10日、大阪ABC放送でも夕方の「NEWSゆう+」にて『仙台流 酒道』をご紹介に預かりました。
凄い反響に大ビックリです
いよいよ明日です!
明日12日、朝7時半からの
『ウォッチンみやぎ』東北放送に
『仙台流 酒道』5分位で紹介されます!
仙台の放送局「初デビュー」です!
是非、要チェック!お願い申し上げます。
昨日10日、大阪ABC放送でも夕方の「NEWSゆう+」にて『仙台流 酒道』をご紹介に預かりました。
凄い反響に大ビックリです

2010年05月11日
最強90年仙台柔道部ホルモン鍋ふたたび!

本日、伊達家伯記念會 遊学館にて「伊達文化創世フォーラム」が行われました。
写真の掛け軸には伊達軍旗「勝色に金の日ノ丸」。
お供え物には勿論伊達家十八代 御前酒『戦勝政宗』。
左側にちらっと見えるは、伊達家五歳用「甲冑」。
そして手前が堂々



正面が広瀬川のせせらぎ、そして青葉山と仙台城跡のシンボルである我らが伊達政宗公騎馬像を眺めながら、
ひとまず乾杯はビールで!
伊達泰宗公を囲んで伊達政宗公のエピソードの数々の興味深いお話を拝聴し、
殿の御前の為に選び抜かれた最強の牛/豚ホルモンをドンブリでガツガツ頬張り、あっという間に『戦勝政宗』の一升瓶が消えていく中、
(ホルモンは断然日本酒宣言!


90年仙台柔道部の型破りな歴史で盛り上がりました。
実は今回の『戦勝政宗』は発酵のピークから二日目の正真正銘本物の本生搾りたて&ノンフィルター!
〆はホルモン鍋うどんと『暁』の新酒初蔵出し。
そしてデザートには支倉焼きと『元』の新酒初蔵出し。
品よくお座敷での酒宴は実に豊かである!
2010年05月11日
ワインと日本酒最新事情はシンクロ!の巻

日本ソムリエ協会 南東北支部の例会に出席

“「ブルゴーニュ」をテーマに、ベージュ アラン・デュカス東京の総支配人である当協会の石田博理事を講師に迎え、幅広い見識を大いに語っていただきたいと考えております。世界最優秀ソムリエコンクールに日本代表として出場経験のある方と、直に触れあえる絶好の機会でございます。”という趣旨の会でした。
石田博理事のお話で、ハッと気づくことがありました!
日頃からの私の主張と全く同じ事が、ブルゴーニュでも起きている!
つまり、20年前と異なり、造り手が若返ったことで、思想、考え方、取り組み方が変わってきたこと。
同時並行で、栽培技術、醸造技術が更に発展!
結果として出来上がったワインのテイスティングの判定基準が変わってきたことが挙げられる!
以前では収穫のばらつきや、酸化防止剤の添加技術の未熟さ、樽香に偏りすぎた造り、生産性を優先等々、ある意味適当に流していた品質に対して、
現在の若手醸造家たちは更に突っ込んだ哲学、方法論、技術をもって、
より原料の
『ピュア』さを
表現するようになってきた。
例を挙げると、以前は若いカベルネソーヴィニオンやシュナンブランに当たり前に見られた『ピーマン香』は、
今では十分に熟していないブドウを収穫したとマイナス評価。
今の上記の品種ではもはや『ピーマン香』はほとんど見なくなった。
また以前は若いムルソーによく見られた『ノワゼット』『キノコ』『トースト』等の香りは、
今では単なる『酸化=劣化』によって引き起こされることが判り、今ではあまり見かけない。
以前では見過ごされてきた『未熟なブドウ』や『酸化による劣化』『醸造技術の腕』がより厳密に判断されるようになった。
だからこそ造り手の方も、更に良いものを生み出すようになった。
つまり醸造技術とテイスティング技術の向上により、より正確にワインにおけるブドウ品種の表現方法、そしてワインの出来とそれに対する評価が変わってきた。劣化は劣化とちゃんと認識する。ワインテイスティングは品質に対しての『分別』がついている。そしてソムリエを始め、ワイン愛好家も含め皆真剣に新しい解釈・見解・意見・研究成果等を学習し共有している。
実は私自身も20年前のワインの記憶が大半で、近年のワインテイスティングにおいてのワインの評価に確実な『ズレ』を感じておりました。
今回はこのことが判っただけでも大収穫の講演でした。石田理事ありがとうございました。
で、話は戻ります。
ワインでこれだけ進化している。しかも世界的に。
今、勝山は進化している。全く同じ事がこの仙台で起こっている。
なのに、未だDANCHU等の雑誌をはじめ、日本酒の評論家、専門家、料理家、はたまた日本酒好きなソムリエの方々でさえ、
常識が、思考が、20年以上前から停止している。
大問題である!
ワインと比べ、明らかに勉強大不足である!
日本酒が人気がないとか、年々減少しているとかネガティブ思考に陥ったり、
ずっと前から同じようなスローガン"日本酒に乾杯"をいまだに言い続けていたり、
(せめて"美味しい日本酒で乾杯"くらいは最低言えばまだマシか!)
雑誌では『安酒礼賛』『B級グルメと日常消費酒』みたいな特集ばっかり組んだりと、
日本酒の長期的な地位低下につながることばかりやっている現状には、もううんざりです!
それよりも、もっと健全な学習志向を持ち、日本酒への尊敬、あこがれ、夢を持って欲しい。
そして日本酒をもっと丁寧に扱って欲しい。酔っぱらって、内輪だけの盛り上がりに終始するためだけの道具に引きずり下ろさないで欲しい。
だって日本の"国酒"なんですよ!
神道でいうところの、神に捧げるお清め酒は、神々から与えられた大地のお恵みへのお返しとして捧げる、大地の恵みを代表する最上の捧げ物なんです。
今回は長く書きましたが、まとめると・・・・・
ワインと同様に、若い作り手が、新しい哲学、醸造技術やそれを支える機材の進歩、新しいアプローチ、新しい料理との取り組み等々、
今、日本酒が世界で一番飛躍的に進歩していることをもっと知ってほしい!っていうか気づいてほしい!
ホコリをかぶった、錆び付いた頭ではなく、現代のイキイキとした瑞々しい感性で見てほしい!
ハリケーン男、
日ノ本の国酒の輝ける未来のために
頑張りまっす!
2010年05月10日
ANA『元』パワー炸裂!!!其の一

東京でご活躍のフランス料理の井上KEIZOシェフ。
KEIZOシェフはパリ時代に私自身もお世話になった吉野建シェフの愛弟子でもあります。
KEIZOシェフはこちら→ http://www.keizo110.com/chef.html
KEIZOシェフ、PADRINO DEL SHOZANのイタリアン酒道を通して、さらにアイディアを膨らませます。
一気にゾーンに突入です!

写真は牛タンの煮込みに合わせるための『元』のカスタマイズ

その名も『鷹の爪技』

鷹の爪-つまり唐辛子です。
唐辛子を砕いて『元』に投入。2分ぐらいで辛みが『元』に移ります。
口当たりの甘さとアフターの上品な辛さのコントラスト
-『お見事!』

これで牛タン煮込みを食べるとアラアラ不思議、ソースの余韻に上品な辛さがかかるんです!
つまり、ワインで言うところの、スパイシーなシラーの赤ワインを合わせる -みたいな展開です!
ソースが俄然、引き立ちます!
『旨味』は勿論!『風味』まで引き上げてしまうなんて!!!!!
今までにない驚愕の裏技である!
一方、『暁』には黒コショウをペッパーミルで2回挽く。
黒コショウの風味が全面に上品に浮かび上がる! またソースともバッチリ!
スゴ技である!

そのほか、
オリーブオイルと『暁』にレモン果汁を搾り、「飲める、サラッとライトなドレッシング」を作ったり、
生ハムの『暁』シャブシャブしてみたりと、
もう、盛り上がりっぱなし!
KEIZO氏の旺盛な探求心と好奇心に脱帽のサンデーランチでした!
2010年05月09日
あと、もう少し!で酒造りが終わります。

何をしているのでしょうか?

答えは『袋しぼり』の準備です。
5月はあとたしかタンク4本分を一週間おきに搾って今年の酒造りはお終いです。
瓶詰めまで入れると6月中旬で終了です。秋→冬→春の三季醸造ならではの長さです。
上の写真は頭(かしら)で新婚の鏡君が、醪を袋に入れて、並べているところです。
まだ底の方ですが、袋が上まで積み上げたらゆっくりとプレスして搾っていきます。
こうやって積み重ねている間に袋から滴り出るのが「あらばしり」と呼ばれる酒で、
酒飲みの間は結構人気があります。
勝山では遠心分離『暁』『DIAMOND AKATSUKI』以外の酒は
全てこの「袋しぼり」です。
ただし、一部の一般的に流通していない酒には袋を吊し、雫が自由落下した『懸けしぼり』という搾りを行います。
「懸けしぼり」は香り優先の酒質にはぴったりの搾りですね。
ちなみに一枚目の写真の後ろに写っている青い機械は「藪田式」と呼ばれるアコーディオンみたいにいっぺんに搾ります。
荒い搾りなので、勝山では「元祖たまご酒」用の純米酒にしか使用しておりません。
よく売っている四角いシート状の酒粕がこの「藪田式」で搾ったあとの粕。ということはあまりよい酒粕ではありません。
もし酒粕を買われる場合は形が整っていない不揃いの吟醸粕をおすすめします!
つまり「袋しぼり」の粕です。
さて、明日は昨日搾ったばかりのうす濁り生新酒のお披露目会を日本料理醇泉で行います。
仙台伊達家の再現料理を食べながら、贅沢に初物を祝おうという趣旨です。
会費は15,000円 定員は限定16名で、すでに満員御礼です。
参加者の皆様ありがとうございます。
2010年05月07日
大阪ABC『酒道』取材の巻Ⅱ

大阪ABC放送、仙台ロケ敢行!

気合い入ってます

早朝から仙台城→屋敷町上杉の仙台勝山館と勝山旧上杉蔵→根白石にある新生泉蔵→夕方仙台空港ギリギリセーフ

気になる放送は5月10日の18時30分頃、ABC朝日放送の『NEWS ゆう+』です。
是非、関西の勝山ファンの方々、必ずチェックしてください!お願いします


今回は長男蔵元の平蔵象さんと五男白クマ泰平社長のインタビューもありました。

前回の大阪での取材は日本料理でしたので、
殿様酒フリースタイルの各種バリエーションと
仙台では東北No.1イタリアンとのコラボを取材して頂きました。
やっぱりイタリアンはもはや日本酒宣言!です

今回も前回と同じくとってもキュートな女性ディレクターさんでしたので、くつろいだ雰囲気での順調な撮影でした。
朝日放送のスタッフの皆様、大変お疲れ様でした。
2010年05月05日
キャラメルフォンデュー@広瀬川

キャラメルフォンデューで広瀬川へピクニックである

主催者はこの人。仙台では有名な『ジャム作家』こと村上氏

手作り濃厚キャラメルジャムを銅鍋でゆっくりとミルクと練り上げながらのばしていく。

そこにパンやら、フルーツやらを入れ、キャラメルソースでからめ、
その上にナッツのスライスやチョコレートをトッピング!
一番大好評の組み合わせは、
バナナ&リンゴ&ナッツのスライスにキャラメルフォンデューの組み合わせ!
お天気にも恵まれ、実に最高である!

杜の都の生涯教育・アットホームなカルチャースクールのアクテデュースの皆様でした。
acteduce → http://acteduce.com/default.aspx
2010年05月04日
世界最強BBQソーセージ!の巻

GWは白クマ泰平社長(双子の弟五男)とハムスター亮平先生(双子の兄で四男)主催のBBQのお招きで、
白クマ社長宅のガレージ前でのBBQ。
双子兄弟の今回のBBQのこだわりは『備長炭』!!
そこに登場したるは我らが仙台勝山館『美味しんぼ無添加ソーセージ』

発見

無添加ソーセージは
BBQにこそ力を発揮する





羊腸の焦げた香ばしくも優しい食感!
肉汁のしたたり具合!
香ばしい脂の焦げた風味と肉本来の旨味のハーモニー!
どれをとっても満点の味わい!

今年のBBQの主役である




2010年05月01日
ウォッチン!みやぎに出ます~!!

つい先日、東北放送は『ウォッチン!みやぎ』の取材を受けました!
写真左は、ワインが似合うダンディー系佐々木淳吾氏!
桜がひらひらと舞う中での撮影、かなりいい感じです!
撮影は朝の9時、泉蔵から始まり、午後からは『仙台流 酒道』の講義風景の取材でした。
お天気もいいし、楽しい雰囲気の中撮影は順調に進み、午後4時頃で終了。
東北放送の方々、皆様お疲れ様でした!
さて、お楽しみの放映ですが、
5月12日 東北放送 朝 7時25分ころからだそうです。
いつ出るのかはドキドキですが、


皆さん、是非とも観てくださいね!